事件性特殊清掃

福岡県の某機関から、事件性特殊清掃のオファーが来ました。
警察の話によれば、事件発生から発見されるまで、数ヶ月が経過していたそうです。
暴力団の抗争で、犯人はまだ逃走中とか、そんなニュースがあったっけ?
・・と疑心暗鬼しながら特殊清掃をしました。

今回の現場は事件後、時が経っているので、社員を現場に入らせる前日に、
私がウイルスの殺菌消毒と異物等の前処理を済ませました。
手慣れた社員と言えども、事件現場は壮絶な状態になっているので、
事象によっては、トラウマになる懸念があります。
社員には、その処理前の現場を直視させたくありません。

事件現場は鑑識係や刑事さんが、色んな薬品を使用して検証しますので、
後処理の清掃が大変です。正しくこれが事件性特殊清掃だと言わんばかりに、
部屋のあらゆる箇所に血痕等の痕跡が飛散しており、それを剥離するのに経験と、
スキルが必要であり、本当に大変です。空気も通さない防護服に身を包み
四日間の重労働を終えました。作業が終了した部屋を見渡せば、
事件が起きたような痕跡は全くなく、綺麗な部屋に変身しました。

最近、特殊清掃が多いですが、事件性は希でした。
久々の事件性の仕事で、社員も私も疲労困憊でクタクタになりました。
社員の皆さん本当に、お疲れさまでした。ありがとうございます。感謝!!

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